近年、早期発見すれば胃がんは内視鏡で切除できるようになってきました。私も健和会時代、胃がん患者さんについての統計を取ったことがありますが、手術で治療するよりも、内視鏡切除された方が断然多いことを知って、新たに医学の進歩を感じ感銘を受けたものです。早期発見するには、上部内視鏡検査が必須です。が、胃カメラは、嘔吐反射が起こるため敬遠されがちです。
プロポフォールを導入したので、寝ているうちに検査を終了することができます。
当てはまる方は胃カメラを受けましょう。
- 検診のバリウム検査で異常を指摘された方
- ABC検診で、B,C,Dと判定された方(※1)
- 胃痛、胃もたれが続く方
- お刺身やお寿司を食べたあとで、強い胃痛のある方(※2)
- 吐血、下血のある方(量が多いときは、入院設備のある病院を受診してください)(※2)
- 過去ピロリ菌除菌をした方で、前回の検査から1年以上経っている方
- 胃癌、食道癌の治療をされた方で前回の検査から1年以上経っている方
備考:
(※1)ABC検診とは、胃粘膜の萎縮とピロリ菌感染の有無を調べる検査です。飯田市から4月1日の時点で満40歳になる人と、40歳の時点で検査を受けなかった方で満45歳になる人に通知が行きます。
(※2)上記4.5に当てはまる人は前日9時以降、飲食(水分摂取可)していなければ、当日の検査が可能です。お問い合わせください。