内視鏡検査
より苦痛のない検査のために、プロポフォールという麻酔薬（短時間で麻酔がかかり、短時間で覚める特徴があり、寝ているうちに検査が終わる）を導入しました。
近年、早期発見すれば胃がんは内視鏡で切除できるようになってきました。私も健和会時代、胃がん患者さんについての統計を取ったことがありますが、手術で治療するよりも、内視鏡切除された方が断然多いことを知って、新たに医学の進歩を感じ感銘を受けたものです。早期発見するには、上部内視鏡検査が必須です。が、胃カメラは、嘔吐反射が起こるため敬遠されがちです。
プロポフォールを導入したので、寝ているうちに検査を終了することができます。
より苦痛のない検査のために、プロポフォールという麻酔薬（短時間で麻酔がかかり、短時間で覚める特徴があり、寝ているうちに検査が終わる）を導入しました。
大腸ポリープを切除することは、大腸癌の予防になります。当院では、cold polypectomyという通電装置を使わないポリープ切除を行っています。小さなポリープで癌に進展しにくい形状のものは経過観察、cold polypectomyでは対応できない大きなポリープ、出血のリスクが高い場合は近隣の病院に紹介をする方針をとっています。
大腸がんも発見が早ければ内視鏡による切除が可能であり、手術になっても体に負担の少ない腹腔鏡手術ですみます。大腸がんを発見するには、大腸カメラ検査が必要ですが、羞恥心や恐怖心のために検査をなかなか受けられない人もいます。プロポフォールを導入したので、挿入時の苦痛がわからないうちに奥まで到達できます。無鎮静を希望する方には、ペチジンという痛み止めを場合によって使います。
大腸癌、大腸ポリープの他に、感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、大腸憩室、痔も大腸カメラで診断できます。心配なことがあったら、大腸カメラを受けましょう。