To teach is to learn|エルムクリニック 内科・消化器内科|長野県飯田市の内科・消化器内科

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To teach is to learn

去年に引き続き、今年も9月、10月、東京の看護専門学校で「呼吸器疾患患者の看護」の講義を行ってきました。

去年の講義録があるとはいえ、不完全な部分もあったので、編集し直すなど準備が大変。東京の、それも西の方に専門学校があるため、片道280Kmの距離で往復も大変。日常業務の疲れも加わって、思わず「もう、過労死しそう!」と叫んだものです。

それでも、その疲れを凌駕するほどの喜びがありました。

まずは、その専門学校は准看の専門学校なのですが、学生の年齢や経歴が様々であり、北大工学部⇒コンピュータープログラマー⇒理科大数学科編入⇒都立高校数学教師⇒杏林大医学部⇒医師、という経歴を経た自分にとって、親近感を感じました。生徒さんの方も、45歳で医学部に入学し、50代で医師になった私を間近で知って、「私も(僕も)、まだまだできるんだ」と希望につながったようでした。

何よりも大きかったのは、専門外の呼吸器を教えるわけで、勉強していく過程で、学生時代や医師になってからも曖昧に流していた知識を定着することができたことです。呼吸機能検査のことは、当院のスパイロメーターの写真を使って説明しました。なお、常勤勤務医を辞めてから3年半しか経っていないわけですが、そののちにも医学が大きく進歩していることを認識することもできました。例えば、酸素マスクの種類が増えた、特発性間質性肺炎の分類が増えた、肺癌の化学療法が増えたことなどです。

まさに、”To teach is to learn”を実感しました。診療の質のUPにもつながったと思います。

なお、今回は、飯田線を使って、岡谷経由、豊橋経由と二通りのコースを使っていき、講義準備の合間に飯田線から見える景色も楽しみました。

バイト代が赤字にはなるのですが、前泊して朝隅田川を散歩したり、最終日には帰りに上野動物園に寄ったりと少しだけ観光気分を楽しむこともできました。

よかったら、去年の記事も読んでね。