東京日帰りバス生活終了、第4,5木曜日に診療日導入|エルムクリニック 内科・消化器内科|長野県飯田市の内科・消化器内科

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東京日帰りバス生活終了、第4,5木曜日に診療日導入|エルムクリニック 内科・消化器内科|長野県飯田市の内科・消化器内科

東京日帰りバス生活終了、第4,5木曜日に診療日導入

 昨日は、久しぶりに飯田で過ごす木曜日となりました。

 そもそも木曜日を休診日にしたのは、クリニックでは日祭日の他に、週の真ん中を休診日にしているところが多いこともあったのですが、毎週木曜日、開業前からバイトをしていた東京の某クリニックで開業後もバイトをしていたからでした。

 当初の予定では、開業ギリギリまで昭和伊南で働く予定でしたが、次年度から内視鏡室のみの仕事になると知って、外来も継続したい気持ちがあり、1年前に退職したわけでした。今から思えば、それで正解でした。というのは、クリニックの仕事について全く未知だったので、クリニックでバイトをしたことでクリニックの仕事の流れをつかむことができ、開業後の業務の参考になっております。

 一方、日帰り仕事だったので、移動時間9時間と移動時間のほうが多く、翌日に疲労を残していました。しかも、最終バスの時間が20:05発だったのが、20:25発となり、伊賀良に着くのは午前様。そこから自宅に帰宅して、次の日の用意をすると寝るのは早くて2:00頃になり、出発ギリギリに飛び起きる状態でした。そろそろしんどいと思い始めた矢先、先方の都合で10月いっぱいまで、ということになりました。ここのクリニックにはよくしていただいたし、給料の他にも得るものも多かったのですが、そろそろ潮時かな、と思えた矢先のことでした。移動による疲れからは開放されたわけですが、私自身の収入がほぼ年金のみという事態になったのは頭の痛いことでした。身内やスタッフはすぐに他のバイトを探すように言ったのですが、つてではなくバイトを探すとなると業者に頼むことになり、結局東京か名古屋になるわけで、疲労が蓄積していて少し休みたいという気持ちがあったこと、少しばかり私の収入が増えてもクリニックのためになるわけでもなし、木曜日診療を検討したわけです。昨日も、電話による問い合わせが9件もあり、木曜日にはいつも申し訳ない気持ちがあったので、木曜診療に踏み切ることにしたのです。

 が、当院のスタッフは皆さん有能で、木曜日には他から請われて働いていたり、身内のために動いているわけで、すぐに木曜日に働くことは不可能なわけです。そこで、とりあえずお願いして、第4,5木曜日をクリニックを開けさせていただくことにしました。

 お陰様で、当院の受診者が増えてきておりますが、一方で待っている患者さんのことが気になって、ゆっくり話を聞けないというジレンマがありました。おそらく、木曜日は受診者が比較的少ないと思われますので、話をじっくり聞いて欲しい方はその日を狙って受診してください。肥満外来初診の方も、歓迎します。癌免疫療法を先月から導入したわけですが、最初の説明に1時間前後かかるので、申込者があったならば、原則、その日に予約を入れようと思っています。一方、看護師さんは来れないので、内視鏡検査はその日できません。白玉点滴も準備に時間がかかるので、この日には入れない予定です。

 

写真は最近、往復のバスの中で読んだ本です。バスは狭い上、シートベルトで固定されることもあって、じっくり読書や勉強するには不向きですが、往復8時間もの移動時間を少しでも有効に、と読んできました。最後のバイトに向かうときに読んだのが、「大谷翔平の言葉」です。不遜なことですが、私も中年過ぎてから医師の世界に入ったこと、内視鏡専門医と家庭医療を手掛けることを両立させるなど、他の人がやっていないことを手掛けたという点では、大谷選手に似ているところもありますが、ストイックに努力すること、まわりが懸念しても信念を持ち続ける、ゴミを拾うなど、率先して裏方仕事をするなど、見習うべき点がたくさんあると思いました。大ボラを吹くようですが、大谷選手を目指して精進しようと思います。

 もっとも大谷選手は、「誰かを目指しているうちはその人を超えられない、その人を超えるように頑張って欲しい」と述べているようです。さすがですね。